夏の強い日差しをやさしく遮る ― 日本の知恵「障子」の魅力とは?
1. 夏の室内、こんなお悩みありませんか?
「窓からの日差しが強すぎて、部屋が暑くなる」
「カーテンを閉めると暗くなるし、外の景色も見えない…」
「エアコンをつけても効きが悪い気がする」
そんなとき、ぜひ見直していただきたいのが “障子(しょうじ)” です。
日本の伝統的な建具である障子は、実は現代の住宅にもぴったりの「夏対策アイテム」なのです。
2. 障子が夏にうれしい3つの理由
① やわらかく日差しを遮り、室温の上昇を防ぐ
障子紙は直射日光を和らげ、部屋にやさしい光を取り入れます。
紫外線を約90%カットしながらも、部屋全体を明るく保つので、照明をつけなくても快適に過ごせます。また、ガラスより高い断熱効果があり、窓からの熱をやわらげるため、冷房効率もアップ。
▶ カーテンよりも自然な“光のフィルター”として大活躍。
② 風を通しながら視線を遮る
障子は窓を開けて風を取り込んでも、紙があることで目隠し効果があり、外からの視線をカット。
プライバシーを守りつつ、自然の風を楽しめます。
風通しのよい昔ながらの和室は、障子によって涼しさをキープしやすくなります。
③ 和紙の調湿効果で、夏の湿気対策にも
障子に使われる和紙は、湿気を吸ったり吐いたりして、室内の空気を整えてくれる天然の調湿材です。
特に梅雨明けからの蒸し暑い時期に、障子のある部屋はどこか「さらり」としていると感じる方も多いはず。
▶ 夏こそ、和紙の力が光ります。

3. 断熱性をより高める障子の工夫・リメイク方法
🛠 ①「強化障子紙」に張り替える(おすすめ)
一般的な和紙に代わって、強化障子紙や、樹脂製障子紙を使うと、断熱性能が高くなり、破れにくく、水拭きできるのでお手入れが簡単になります。
近頃のニーズに応えて、温度変化による弛みや、ペットの引っ掻きに強い樹脂製障子紙がとても人気があります。
🛠 ② 障子を二重にする「断熱障子リフォーム」
現状お使いの障子を二重にして間に空気層を設ける本格的な断熱障子に改造することも可能です。
これは窓に“内窓”をつけるのと同様な効果があり、断熱・防音・結露防止を効果を高めてくれます。
※費用は2枚1組あたり数万円程度(建具の状態・サイズにより変動)
▶ 効果
- 冷気を逃がしにくい
- 室内からの熱放出を軽減
- 冬にもそのまま使えて一石二鳥!
和の美しさ × 現代の快適性を両立する「断熱障子」
観点 | 特長 | 工夫できる点 |
---|---|---|
採光 | 光を拡散し自然な明るさ | 障子紙の色・厚みで明るさを調整 |
断熱性 | 空気層で熱の侵入を防ぐ | 樹脂性障子紙で断熱強化 |
再利用性 | 張替えで繰り返し使える | 現在利用の障子のリメイクで機能アップ |
デザイン性 | 和モダンインテリアに調和 | 琉球畳や間接照明との組合せ◎ |
障子は「夏の暑さを少しでも和らげたい」と思っている方に、工夫次第で現代のライフスタイルに合うアイテムになります。
4. 障子は和室だけじゃない!現代の暮らしに合うデザインも多数
最近では、モダンな和モダンデザインの障子や、破れにくい樹脂製障子シートなども登場しています。
フローリングの部屋やマンションにも合うデザインもあるので、気軽に取り入れられます。
「和」の落ち着きを、「洋」の生活にプラスする。
それが今のライフスタイルに合った障子の楽しみ方です。
5. 夏を快適に。障子のある暮らしを始めてみませんか?
障子は、見た目の美しさだけでなく、実用性と自然の快適さを兼ね備えた知恵の結晶。
エアコンに頼りすぎず、光と風とともに涼しく暮らすヒントが、障子には詰まっています。
今年の夏は、障子のある生活で
“涼しさとやすらぎ” を手に入れてみませんか?
6. 障子の張り替えや導入をご検討の方へ
障子の張り替えや、新たに障子を設けたいというご相談も承っております。
お気軽にお問い合わせください。
自然素材の力で、夏を快適に――。私たちがサポートします。
ご相談・見積もりはいつでも無料です。
堺市で障子のことなら泉北製畳にお任せください。
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